本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
乾くるみ『塔の断章』(講談社ノベルス)
実はずいぶん前に買うだけは買ってあったのだが、引越しなどを経て、どこにしまったのか分からなくなってしまい、読めずにいたもの。

カバー折り返しの「著者のことば」に、「ジグソーパズルを組み立てる」ように読めと書いてあり、最初は「それって要するに、キャラ萌えするなよってことかい?」と見当違いな受け止め方をしていたのだけれど、読み始めて納得。時系列バラバラにいろんなエピソードが語られる、まさしくタイトルどおり「断章」ばかりの作品なのだ。

とはいえ、今までに読んだこの著者の作品のなかでは、ある意味、一番「常識的」で、その点は拍子抜けかも(また「ど、どう反応すれば!」と固まる羽目になるんじゃないかと、かなり身構えていた)。計算の行き届いた、端正な造り。

塔の断章 (講談社文庫)
塔の断章 (講談社文庫)
〔文庫2003年/親本1999年〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
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