本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
大崎善生『聖の青春』(講談社文庫)
難病と闘いながら道を極め、29 歳で夭折した天才棋士についてのノンフィクション。

あれ、この人って、竹本健治の智久シリーズに出てくるライバル天才棋士「桃井くん」と、すごくイメージがダブるよ? 体形とか、余人にはとっさにトレースできない常識はずれな思考パターンとか、風呂嫌いで少女漫画好きなところとか。

もちろん、桃井くんは激しくデフォルメされた一種のギャグキャラなので、違う部分もたくさんあるんだけど。そういえばどれかの本の後書きで、竹本氏が桃井くんには実在のモデルがいる、というようなことを書いておられたような? それがこの、村山聖さんのことだったのだろうか。健康な身体を得てのびのびと生きている、パラレルワールドの村山さんってかんじですね、桃井くんは。そう思うと切ない。

聖(さとし)の青春 (講談社文庫)
聖(さとし)の青春
〔文庫2002年/親本2000年〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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