本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
佐藤亜紀『陽気な黙示録』(岩波書店)
ほとんどが岩波書店から出ている雑誌『世界』に掲載されたもの。テーマは小説、映画、漫画、音楽、宗教、学問など、多岐に渡る。

『世界』はなあ、母親が死ぬまでは我が家でも定期購読してたんだけど、初出情報を確認するに、佐藤氏の連載が始まったのはずっと後の時期だったようだ。あの母親が読んでいたらきっと気に入ったと思うがなあ。

とにかく、すっぱり言いきる姿勢がいい。高校時代、英文ライティングの授業で「あなたの書くことがあなたの意見であることは読み手には自明なのだから、いちいち I think ... だの In my opinion, ... だのと前置きするな。ちゃんと断定しろ」と怒られたことがありますが、あの先生もこういうのなら気に入るだろうか(笑)。

で、私が佐藤亜紀のエッセイや評論に対して思っていることそのものずばりの一文をこの本のなかに見つけたので、下に引用。

私自身は必ずしも彼の弁明に納得する訳ではない。が、その姿勢は十二分に尊敬に値する。(本書所収「ある歴史家のフランス革命」より)


陽気な黙示録
陽気な黙示録
〔1996年〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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