本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
神林長平『魂の駆動体』(ハヤカワ文庫JA)
人間が自分で運転する「クルマ」が廃れ、単なる移動手段としての「自動車」に取って代わられた近未来。人間の知覚のすべてをデータ化する研究が進められている時代にあって、郊外の老人居住施設に暮らす二人の男が「本物のの林檎」泥棒計画を経て「クルマ」の設計に熱中する。そして、人間が滅びさったはるかな未来、羽のある鳥人たちが、遺跡から設計図を発掘した。

私はクルマの運転ができないので、この本の一番美味しい部分を作者の意図したほど強烈には受けとめられていないかもしれないのですが、それでもかなり、感動してしまいました。

多分、「モノ」を作るという行為、作られた「モノ」と交感するという行為に対する、人間の熱情みたいなものを、思いっきり意識してしまったのだと思う。

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)
魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)
〔2000年/親本1995年〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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