本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
京極夏彦『どすこい(仮)』(集英社)
人知を超えたデブ力士が続々と登場するパロディ(?)連作短編集。大変にくだらないのだが、大変に巧い。この巧さを、こんなくだらないことに費やすというのは、実はずいぶんと贅沢なことなのではあるまいか。超ハイスペックなパソコンで高速ソリティアをする、みたいな(分かり難い比喩?)。

でも、この装丁のインパクトがなかったら、ハードカバーでは買わなかったなあ。あ、それも込みでこの作品なのか。だったら、やっぱり、巧いかもしれない。

しかしその巧さは、なんだかちょっと「踏み絵」的だ。これを許せてしまうかしまわないかで、人間の器を計られているような。そこがかなり、嫌味なかんじ。

ま、アイテムとして、一家に一冊ってことで。

どすこい(仮)
どすこい(仮)
〔単行本2000年〕

どすこい(安)
どすこい(安)
〔ノベルス版2002年〕

どすこい。 (集英社文庫)
どすこい。(集英社文庫)
〔文庫版2004年〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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