本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
阿川佐和子『阿川佐和子のアハハのハ〜この人に会いたい 2〜』(文春文庫)
すみません、『ターザン』に引き続き、これを読んだ動機も、不純です。

『週刊文春』で阿川さんが毎週いろんな人と対談したのをまとめた本の2冊目。ちなみに私、そんな連載が『週刊文春』で行なわれていることも、それをまとめた本がこれの前にもすでに1冊出てることも知りませんでした。さらに告白するなら、阿川さんの本を読んだことすら、ありませんでした。おまけに、もともと一般知識に乏しい人間なので、ここに出てくる人たちの何人かの名は、見たことも聞いたこともありませんでした。

そんな私が、なんでいきなりこんな対談本の、しかもシリーズ2冊目を買ってきたのかというと……賢明な方はもうお分かりですね。そうです、この2冊目に、金城武をゲストに招いた対談が収録されているのです。ファンって馬鹿だわ。

でも、結果的には、読んでよかった。どの対談も、とっても面白かった。ホストの阿川さんが、上手いんだと思う。いい話や深く突っ込んだ話を引き出せてる対談が多い。前からゲストの人の名前を知ってた読者にも、この対談で初めてその人の名を知った読者にも、興味深く読める内容になってる。

この対談を読んで初めてなにやってるのか分かって、興味がわいてきた人が、けっこう何人もいるよ、私。白州正子さんとか、そのうち本も読んでみよう。阿川さんご自身の本も、なんか捜して読んでみよう。

こうやって世界がちょっとは広がるんだから、不純な動機で本を読むのも、たまにはいいよね? へへ。

で、そもそもの目的だった、金城武の対談なんですが……。結局、ファンならとっくに知ってる彼の意見と、ファンならとっくに知ってる若い頃のエピソードしか出てなかった(笑)。ま、この人って、どこに出ても一貫して同じようなことしか言わない不器用な人ですから(そこがいいんだよ)。たとえとっくに知ってる内容だって、いいの。「対談である=喋り言葉が記録されてる」ということが、ファンには重要なの。でもいいトシして、目上の人の前で自分の親の話をするのに「お父さんは……」とか言うのはなあ。日本語ネイティブじゃないから、仕方ないか。本人も、この対談の中で「(僕が喋る言葉は)どれも完璧じゃないんです。日本語なんて、中学生のレベルでしょう」と謙遜(?)発言をしていることだしなあ。

ちなみに、本書に登場するゲストは、次の通り(登場順)。
北野武(映画監督・俳優・コメディアン)/松阪大輔(野球選手)/吉永小百合(女優)/花村萬月(作家)/白州正子(随筆家)/熊川哲也(バレエダンサー)/中村吉右衛門(歌舞伎役者)/TAKURO(GRAYリーダー、ギタリスト)/桐島洋子(作家)/金城武(俳優)/西村京太郎(作家)/川口能活(サッカー選手)/宮部みゆき(作家)/黒澤久雄(映画プロデューサー)/渡辺えり子(女優・歌手)/小林旭(俳優・歌手)/旭鷺山昇(力士)/福田みどり(司馬遼太郎記念財団理事長)/吉野浩行(本田技研工業社長)/和田誠(イラストレーター・文筆家・映画監督)/爆笑問題(漫才コンビ)/高倉健(俳優)


阿川佐和子のアハハのハ―この人に会いたい 2 (文春文庫―この人に会いたい)
阿川佐和子のアハハのハ―この人に会いたい 2
〔1999年〕
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