本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
下田治美『ぼくんち熱血母主家庭』(講談社文庫)
はるさんとりゅう親子は、出産時からの母子家庭で、りゅうははるさんのことを、「お母さん」なんて呼ばないし、はるさんはりゅうのことを「ヤツ」なんて言ったりする。この二人、家族という共同体を一緒に作り上げていく「同志」ってかんじで。

はるさんは、りゅうを一個人として尊重しつつも、ポリシーを持って母親をやっているわけで。日頃は過保護の正反対を行く破天荒な母親でも、いざとなればだからこそ、何がなんでもりゅうをサポートする強い強い母親なわけで。

別に母子家庭だからどうとかじゃなくてさ、こういう親子関係って、結構いいなって思ってしまった。

しかし、本のネタにされたりゅうくんは、こういうふうに書かれてちょいと恥ずかしいんではないだろうかなあ、なんて要らぬ心配もしてしまいましたよ(笑)。大概の「子育て記」について、私はそんなふうに思ってしまうのだが。

ぼくんち熱血母主家庭―ショーネンの親育て記 (角川文庫)
ぼくんち熱血母主家庭―ショーネンの親育て記 (角川文庫)
〔角川文庫2001年/講談社文庫1993年/親本1987年,『単親家庭の呪い』情報センター出版局〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
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