本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
太田忠司『さよならの殺人1980』(祥伝社ノン・ノベル)
読んでいる間ずっとキャラクタに違和感があってそのせいで「今回はハズしたかなー」と思っていたら……なるほどなるほど、そういうことですか。

ちなみにこの話「ジョン・レノンの死を知らされたとき、あなたは何をしていましたか?」という問いがある意味キーワードになっており、当時の日本の若者の生活のディテールなんかが結構書き込まれているのですが……その頃を懐かしく思い出せる人には面白かったりするんだろうな。

え、私?……すみません。恥ずかしながらビートルズって当時良く知りませんでした。だってだってさー、その頃ってテレビも新聞も見ない生活してたしさー(今でもだ)、身の周りにある音楽っていったら小学校の授業でやるやつと、小学校のオーケストラでやるやつと、日曜日に行く教会の讃美歌と、週1回うちに来てくれてたオルガンの先生のレッスンでやる曲しかなかったんだもーん(涙)。で、なんか知らんけど私、1990年頃までずっと、ビートルズっていうのは全員私が生まれる前か生まれた頃に死んじゃってるんだと思い込んでいましたわ。まだ生きてるのね? ここで問題になっているジョン・レノンでさえ、死んだのは私が10歳のときだったのね? あうあう、なんと失礼な……ファンの人、怒らないで〜。

おまけに、当時は日本にいなかったから、その頃の生活のディテールを書かれてもあんまりピンと来ないのだ。

そういうわけなので、作者の言いたいことがちゃんと受信できてないに違いない、というようなもどかしさがありました。ごめんなさいって感じ。

ただ“大人になってから過去を振り返った”ときの切ない気分みたいなのは、そういうのとは関係なく誰もが共通して持ってるものなんじゃないのかなってことで。

さよならの殺人1980 (祥伝社文庫)
さよならの殺人1980
〔文庫2005年/親本1998年〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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