本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
薄井ゆうじ『くじらの降る森』(講談社文庫)
会社を休んで亡父の別荘を訪れた〈僕〉の前に現れた、父の若い頃にそっくりの青年。彼には戸籍=名前というものがない。彼は、ひたすらにくじらの絵を書く。痩せたくじら。太ったくじら。笑うくじら。踊るくじら。ピンクのくじら。銀色のくじら……。

寂しくて、やさしくて、丁寧な物語。

でも実は、この本のなかで一番好きなのは「あとがき」だったりする(文庫版のために新しく書かれたものではなく、その前に収録されてる1991年に書かれた最初のあとがきです)。

くじらの降る森
くじらの降る森
〔文庫1996/単行本1991〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
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