本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
酒井順子『トイレは小説より奇なり』(集英社文庫)
実は表題のトイレ話は全体の5分の1にも満たなくて、ページ数だけで言えばメインは流行り言葉(?)を取り上げた「青年の単語帳」、それに歳時記的体裁の「春夏秋冬いとをかし」がくっついて、「トイレ」関係のエッセイは申し訳程度ってかんじ。まあタイトルのインパクトはこれが一番だわな。

へっへっへ。なんでこの人は、こういう多分殆どの人にとってはどうでもいいであろうところに目をつけるのかしら。下品にならないってのが芸だねえ。「目から鱗」というのではなくて、嘘かほんとか分からないまでも「なんか当たり前っぽい」と全然新たな発見をした気にはならないのだが、しかし後で考えたら、自分では多分思い付かなかったし思っててもこういうふうにさらりと口には出せなかっただろうなあ……というような話が多い。

好きなのは「信じらんなーい」と「Oh my God!」の類似性と非類似性の話。両者がいずれも3拍子で発音されることに気づいていましたか?

トイレは小説より奇なり (集英社文庫)
トイレは小説より奇なり (集英社文庫)
〔1997年/親本1995年〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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