本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
はやみねかおる『踊る夜光怪人』(講談社青い鳥文庫)
名探偵夢水清志郎事件ノートの第5作。暗号物ですな。苦手なのよ〜(笑)。ってわけで、ぜーんぜん何も考えずに「ほえー」と口を開けたまま読み終えました。あ、でも面白かったあ。色々解説してくれてあって暗号初心者には親切(ってことは私の暗号物経験値は小学生レベル?)。でもそういえば小学生の頃は、子供向けホームズ本の「踊る人形」でわくわくしてたんだったよなあ(遠い目)。ああ、よみがえる子供時代! そうそう、暗号って最近は敬遠してたけど、結構面白いんだったわ。

おねーさん好みのかーいいレーチくんが再登場して大活躍の一冊。ふふふ、成長が楽しみだ(おいおい)。このまま萎縮することなく、すくすくと育ってほしいものです。自分の中学生時代をオーバーラップさせつつ思うのだけれど、こういう世間的な物差しでは計れない子が、学校以外の場に「夢水清志郎」という、同じく世間的な物差しとは関係ないところで生きてる“大人”を見出して、しかも憧れの対象とすることができたのって、何だかとても“救い”のあることのような気がするんだなあ。子供は、いつか大人にならなきゃならないのだから。

そうそう、本編が始まる前についてる登場人物紹介のページを見ると、第1作の犯人(!)である“伯爵”(←ネタバレじゃないぞ)や、第2作で私好みの台詞を吐いてくれた美人教師の真木先生、第4作でいい味出してたスピード狂編集者の伊藤さんなどなどが再登場してオールスターキャストの様相なんですよね。彼らは一体この物語のなかでどんな役割を果たすのかってとこも要注目、なのだ。

ああ、それにしても、夢水清志郎みたいな、ぽーっとしてて天然ボケなくせに実は天才でやるときはやるのよってパターンはやっぱ好きですねえ、子供の頃から。唐突ですが、私はこのシリーズを読み終わると毎回

「みんな、幸せになろうねっ!」

と脈絡もなく思ってしまうのでした。

かててくわえて、こういうのを小学生のうちに読んで「ミステリ読み」の素地ができた子がどんどん育ってくれると、おねーさんは非常に嬉しい。

踊る夜光怪人―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)
踊る夜光怪人―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)
〔1997年〕
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この頃の自己認識は「おねーさん」だったんだなあというようなところに感慨を覚える10年後のわたくし。
| 2007年のならの | 2007/12/10 10:22 AM |









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