1996.07.02 Tuesday
中野翠『ウテナさん、祝電です』(新潮文庫)
中野翠の書くものは、結構好き。世の中を騒がす事件とか、TVのくだらないゴシップ、好きな映画…なんかを軸に、彼女は実は自分を語る。そこから見えてくる中野翠って、なんかいい人だなあと思って、好きなのね。その、いい人である自分をどっかで恥じてるかんじが、特に好き。
そういう彼女の、現在のスタイルを確立する前の、昔のエッセイ。なんか、一生懸命書いているってかんじ。決して嘘にならないように。でもやっぱり、この頃からいい人だったんだなあ、と思う。

ウテナさん祝電です
〔1990/1984〕
そういう彼女の、現在のスタイルを確立する前の、昔のエッセイ。なんか、一生懸命書いているってかんじ。決して嘘にならないように。でもやっぱり、この頃からいい人だったんだなあ、と思う。

ウテナさん祝電です
〔1990/1984〕