本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
氷室冴子『冴子の母娘草』(集英社文庫)
独身の女流作家(このコトバ嫌いだけど)氷室冴子と、その婚期が遅れていることだけをひたすらに心配する母親。二人が一緒に旅をすることになって……。

なんつーか、このお母さんは凄い。パワフルである。おばさんパワーって、こういうもんなのね、という感じである。理屈も何もあったものではないし、理不尽この上ないんだが、何故だか憎めない、という。

えー、色々と個人的に身につまされる事情がありまして(苦笑)、電車の中で一気読みです。トーンとしては、シビアな観察眼で鋭い突っ込みを入れて笑いを取る、と言った路線なんだと思うんだけど、お母さんに「(娘さんは)三十五歳で仕事と才能に限界を悟り、そのとき結婚を考えるでしょう」という占いの結果を見せられてトイレで泣く話とか、ついもらい泣きしそうになってしまった。

ううう。私も頑張るぞっ。

冴子の母娘草
冴子の母娘草
〔1996/1993〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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