本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
鈴木光司『光射す海』(新潮文庫)
同じ著者の『リング』(角川ホラー文庫)は、すっげー面白かった。巷にホラー小説溢れるなか、活字だけでマジにぞくっと来てしまったのは本当に久し振りだった。ところが、その後読んだ他の作品は、私にはどうしてもちゃんと入り込めないんだよね。

今回読んだこの本も、確かに面白い。ストーリーテリングはすごく上手い、と思います。でも、なんか段々と反感がつのってくる部分も、確かにあるんだよね。『楽園』のときもそうだったなー。

漠然と一つ思うことは、多分私はこの人の恋愛観とか、女の人の書きかたとかが、あんまり好きではないんだ。あと、なんとなく行間から漂ってくる何かを声高らかに主張してる感じも。『リング』が無条件に面白かったのは、あれは恋愛的な要素が殆どないストーリーだったからかもしれない。作者の健全さの押しつけみたいなものもまだ臭っては来なくて、純粋にストーリーを楽しめたから。

まあいいんだけど。全然内容の感想になってないぞ。

光射す海
光射す海
〔1996/1993〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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