本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
栗本薫『伊集院大介の新冒険』(講談社文庫)
ずいぶん長いこと『グイン・サーガ』以外の栗本薫を読んでいなかったことにふと気づいて、伊集院大介の新刊文庫、おお懐かしいねえと読んでみたんだけど。

うーむ。このシリーズって、前からこんなかんじだったっけ? なんだか、ものすごく入り辛かったのだ。

なんというか、どの短編も、ミステリというにはあまりにも「推理の余地」というものが感じられないほどに「ただのお話」といった風情でだらだらと読み終えてしまったし、かといって「お話」として読むにはあまりにも……うーん。なんか、探偵を主人公とした小説の体裁を取った「栗本さんの主張」を読まされてるような気分。文章も、なんだかすごく読みにくいところがあって時々引っかかる。これ、わざとかなあ。確信犯的だな。

昔の大介さんシリーズでは結構好きな作品もあるだけに、「ああ、栗本さん、もしかして変わってしまったのかもしれない」なんてことを思った夜でした。私も変わったんだろうけど。2年ほど前に読んだ『仮面舞踏会』(講談社)では分からなかった、稔くんと大介さんの出会いのエピソードがやっと分かったのは嬉しかったです。

伊集院大介の新冒険
伊集院大介の新冒険
〔文庫1997/親本1994〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
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