本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
西原理恵子『怒濤の虫』(双葉文庫)
綾辻行人『セッション』(集英社)収録の「それゆけあやつじくん」以来、おそまきながら名前を覚えた西原理恵子による初エッセイ集の文庫化である。

えー、以下、本の感想というより個人的な思い出に走ってしまうので恐縮なのだが、この中の「女のコが、一人で、お昼ごはんを食べられるようになるまで」という話を読んで、急に「そーだったのか!」とひらめいて膝を叩いてしまったのだった。

西原氏は言う。誰もお昼ごはんに誘ってくれない、ぽつんと一人で食べなきゃならない、それは女のコにとって、最悪の悪夢の一つなのだ、と。

そーだったのか。いやー、一つ謎が解けたよ。私、女子高時代、「なんで彼女らはいっつも、どこ行くのも、いちいち決まったメンバーでつるんでないといかんのだかなー?」と思ってたもん。なんしか、お弁当に限らずなるべく一人で行動しない女のコっていうのはあの頃確かにいたように思うのだ。それがね、あの頃はすごく不思議だった。あ、もちろん、気の合うお友達と、お喋りしながら楽しく食べるお弁当はおいしい。私にもそういうお友達はいた。一人でいるのが寂しいときだって、もちろんあった。今もそうだ。それは否定しない。けど、一人でぼんやりしていたい時だって、あるじゃない? 読みかけの本の続きを読みたい時とか、さ。でも、一人で行動すると後ですごい薄情者みたいに言われたりしてさ。それは、一人っ子として育った私の単なるわがままだったのかもしれないけど。

が、西原さんに「それが、女のコなんです。」などと断定されると、なんかいきなり納得してしまったのだった。

そー言えば、高校卒業する時に私のことを「一匹狼のイメージだった」と言ってたコがいたなあ。ただ、このエッセイに出てくる「一匹メス狼」マリちゃんと違うのは、私の場合は一人で街に出ても別にもててたわけでは全然なく、やっぱり一人で行動していたということだが。ぐすん。(大体、街に出るったって行くところが本屋と映画館と博物館だったもんなー。)

まあとにかくそんなわがままな女子高生だった私でも、ちゃんと未だにお付き合い下さる高校時代のお友達というのが複数いるんだから、ほんとありがたい、ありがたい。お友達は神様です(完全に本の話からズレている)。

怒濤の虫
怒濤の虫
〔1997/1993〕
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怒涛の虫 西原理恵子
紹介文無垢。それゆえ過激。怒涛のマンガ家・りえちゃんのスーパー・エッセイ集。『サンデー毎日』などに連載、または掲載されたものが1冊の本になりました。麻雀ばっかりしている独身のヘンなマンガ家の頭の中には、実はこんなことがつまっていたのだ。【古本】怒涛の
| ばみの乱読日記 と猫雑貨。 | 2009/10/08 11:12 AM |
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
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