本の虫

虫干し読書録

こ ん な 本 を 読 ん で い た 。
著者名インデックス(わ行)
【わ】
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若竹七海『ぼくのミステリな日常』(創元推理文庫)
そろそろ面白味のないOL生活にも嫌気が差してきたちょうどその時、社内報の編集長に抜擢されて一転忙しくなってしまった若竹七海。ぜひ小説の掲載を、との上からのお達しに頭を悩ませた末、大学の先輩に泣きついて、とある「匿名作家」を紹介してもらう。掲載号の月にそれぞれ内容を合わせて送られてきた連作短編小説はちょうど12本。実は語り手の〈ぼく〉の実経験を脚色して作品に仕上げたものらしい。さてその評判は……。

4月から3月まで、毎月の社内報の「目次」と、その月の短編小説を並べて掲載していく、という本のつくりがなかなか遊び心があっていいよね。物語そのものもほとんどが“ほのぼの”系で、ちょっとひねりの聞いたオチで、いい雰囲気。文章も軽すぎず重すぎず繊細で。うんうん。……なんてのーてんきなこと言いつつ各々の物語をぼーっと読み流してると、後で「やられたあ」と思ってしまうのでした。

と、いうくらいのことは、ここに書いてもいいよね?(ネタばれすれすれ?)巻末の「ぜひ本文より先に読んでほしい解説」(逢坂剛)にも似たようなこと書いてあったもん(私は本文のほうを先に読んだのでした)。

ぼくのミステリな日常
ぼくのミステリな日常
〔文庫1996/単行本1991〕
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 かつて存在した「本の虫茶房」というサイトの1996年から2000年の読書メモと、現行サイト「虫の居所」の2002年までの読書メモを再掲載しています。
 現在では捉え方が変わった本もありますが、感想文は誤字の修正など以外ではほぼ当時のまま。
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